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2019/11/1 シンポジウム「医療のビックデータ解析・人工知能(AI)の応用」

日本オミックス医学会シンポジウム『医療のビックデータ解析・人工知能(AI)の応用』

【開催概要】
開催:2019/11/1(金) 12:55〜16:30

主催:一般社団法人日本オミックス医学会

理事長:田中博 東京医科歯科大学 名誉教授

会場:東京医科歯科大学M&Dタワー2階 共用講義室2

参加費:会員/無料 一般/10,000円 学生/2,000円

開催趣旨:AI医療はどのような将来の医療を目指すのか

医療へのAIの導入に対して、大きな期待と不安が席巻している。医療へのAIの導入が
必然的な流れであるとしても、AI医療はどんな医療の実現を目的として目指しているのか
単に医師や医療関係者がこれまで行ってきた行為や思考を人工知能という知的処理に置き換えることをb目的としているとしたら、医療の無謬化、効率、省力化を実現するためであるか。それは、誤って低次の意味で解されたPrecision Medicineの実現に過ぎない。
そうではなくて、最近のゲノム・オミックス医学が、数十年かけて従来の医療を超克するものとして見出した「将来の医療」すなわち、旧来のポピュレーション医療に変わる「個別化医療」の実現であり、病気になる度毎の対応主義的、機会主義的医療ではなくて、病気の過程を先取りする「予測医療(先制医療)」「生涯にわたる医療」の実現であるの基軸は、同じであり、共有しているはずである。それでは、人工知能は、これら「将来の医療」の実現に、不可欠な手段なのか、これら将来の医療の実現にどのような力を与えてくれるか。ビッグデータ医療時代における人工知能の本質的寄与は何かを「問い」として持ちつつ、今回のシンポジウムは、人工知能医療について、識者を集め、さまざまな角度から論じたい。
また、臨床応用を志向したメディカルAI研究、とくに本邦における医療情報統合化からAI医療機器の社会実装へ向けた取り組みについても、とくに焦点を定め、討論する。

【プログラム】
12:55開会挨拶 田中博先生 (一般社団法人日本オミックス医学会 理事長)
 
13:00「NeXEHRSコンソーシアム-医療ビッグデータとAI活用を視野にいれた次世代健康医療記録共通プラットフォームの構築に向けて-」
(基調講演)大江和彦先生(東京大学 大学院医学系研究科 教授/次世代健康医療記録システム共通プラットフォームコンソーシアム設立発起人)
 
13:30「ビッグデータ医療時代における人工知能への期待」
田中博先生(東京医科歯科大学 医療データ科学推進室 名誉教授・特任教授/東北大学 東北メディカルメガバンク機構 特任教授)
 
<休憩15分>
 
14:25「機械学習・深層学習技術の医療への応用」
瀬々潤先生(株式会社ヒュームノーム研究所・代表取締役/日本メディカルAI学会理事/東京医科歯科大学 特任教授)

15:05「精神科領域におけるAI活用」
岸本泰士郎先生(慶應義塾大学 医学部 精神・神経科学教室 専任講師)
 
15:45「臨床応用を志向した産婦人科領域におけるAI研究」
小松正明先生(理化学研究所 革新知能統合研究センター/国立がん研究センター研究所 研究員)
 
16:25閉会挨拶 田中博先生 (一般社団法人日本オミックス医学会 理事長)

 

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[事務局]日本オミックス医学会事務局

[お問合せ先]日本オミックス医学会事務局

【参加申し込み】

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※なお定員に達し次第締め切らせていただきます