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2020/02/19(水)シンポジウム「創造性と精神疾患は認知脳科学とAIによって統一的に理解できるか」

日本オミックス医学会シンポジウム『創造性と精神疾患は認知脳科学とAIによって統一的に理解できるか』

【開催概要】
開催:2020/2/19(水) 12:55〜17:00
   情報交換会 17:30〜18:30
主催:一般社団法人日本オミックス医学会
理事長:田中博 東京医科歯科大学 名誉教授
会場:お茶の水医学会館 大会議室9F
   情報交換会 同会場
https://www.ochanomizukai.gr.jp/kaikan/#room
参加費:会員/無料 一般/10,000円 学生/2,000円
  
開催趣旨:新たな創造性AI医療はどのような医療の未来を開くのか

ディープラーニングが中心となる第3次AIブームの起点を、画像認識で人間の精度を超えたと言われる2015年2月とすると約5年になる。この2,3年では基礎研究だけでなく、医学、ITなど様々な分野に応用が広がっている。使用するアルゴリズムもCNN、RNN、LSTM、GAN、DRLなどと高度化し、基礎研究成果をすぐ応用するようになってきている。また、データの利用の仕方も高度になりマルチタスク学習、逆強化学習、転移学習、模倣学習、メタ学習なども使用されている。この現状からBERTのような自然言語処理もより人間に近くなり、質問回答タスクなどは人間を超え始めている。
この状況で、政府はムーンショット型研究開発制度を開始させ、破壊的イノベーションの創出を目指している。その中でも「2050年までにノーベル賞級の発見を自律的に行うAI&ロボットシステムの開発」と言った創造性を実現する構想が建てられている。この実現には様々な分野の知見が必要と思われる。今回はその中でも自然言語と創造性について、ディスレクシアと言った言語障害、脳科学を意識した”attentional reinforcement learning”、そして創造性の一つのマイルストーンである”Nobel Turing Challenge”について専門の識者から論じていただく。
ポアンカレの数学的審美眼などの創造性に関する天才たちの知見、精神疾患の知見、AIが目的としているシンボリズムとコネクショニズムの融合、意識・自我など心の解明に関するテーマ、これら全てがターゲットとなって来ている。これらの現状認識についても議論を行いたい。

【プログラム】
12:55 開会挨拶 田 中 博 氏 一般社団法人日本オミックス医学会 理事長

13:00 『Nobel Turing Challenge — Creating the Engine of Scientific Discovery』
北野 宏明 氏
特定非営利活動法人システム・バイオロジー研究機構 会長
沖縄科学技術大学院大学 教授

13:50 『人間のみの脳機能-言語と創造』
酒井 邦嘉 氏
東京大学大学院総合文化研究科・広域科学専攻 教授

14:30 休 憩

14:40 『発達性ディスレクシアの生物学的原因と病態理解』
宇野 彰 氏
認知神経心理学研究会会長
発達性ディスレクシア研究会理事長、LDDyslexiaセンター理事長、元筑波大学教授

15:20 『attentional reinforcement learning』
山川 宏 氏
特定非営利活動法人全脳アーキテクチャ・イニシアティブ 代表

16:00 休 憩

16:10 パネルディスカッション「創造性AIの展望」
 パネリスト: 酒井 邦嘉、宇野 彰、山川 宏、 田中 博 モデレータ:生島 高裕
<キーワード>
創造性AIに関する世界的動き、反実仮想と自我創発、チョムスキーのマージ理論からの言語創発
ディスレクシア、脳障害、破壊的実験からの脳機能の解明、遠心性コピー、内言の秘密
アテンションメカニズム、注意強化学習(ARL)
進化、発生、分化(幹細胞)、FOXP2などの言語、創造性に関する遺伝子同定
モデルベース、モデルフリーからの推論の仕組み

17:00 閉会挨拶

17:30 情報交換会
 

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[事務局]日本オミックス医学会事務局

[お問合せ先]日本オミックス医学会事務局

【参加申し込み】

※参加応募が定員に達したため、申し込みは終了とさせていただきました。